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趣味
“焚き火気分”を家でも。秋に楽しむ屋外スペース活用術
「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」「秋の夜長」など、秋は一年の中でも特に“自分時間”をゆっくり楽しめる季節です。
日中は心地よい気候で、夜はほんのり涼しい。
そんな秋の日は、庭やテラス、ウッドデッキ、屋上などの屋外スペースを活用して過ごすのがおすすめです。
しかし、「物置になっている」「雑草が伸びて活用できない」といった理由で、せっかくの屋外空間を使い切れていないケースも少なくありません。
少しの工夫を加えるだけで、屋外スペースは“非日常の時間”を楽しめる特別な場所に変わります。
今回は、焚き火気分も家で味わえる秋の屋外スペース活用術をご紹介します。
おうち時間がより一層充実するヒントを、ぜひ参考にしてみてください。

目次
家の屋外スペースで秋を楽しむ活用術
遠出をしなくても、家の屋外スペースを上手に使えば、秋を存分に感じることができます。おしゃれなカフェのような空間づくりも、家族団らんの時間も、自宅で叶えることが可能です。身近な屋外スペースで楽しめるようになると、休日の満足度もぐんとアップします。ここでは、秋ならではの屋外活用アイデアをいくつか紹介します。
テラスやウッドデッキでカフェタイム
秋の柔らかな日差しの中で、淹れたてのコーヒーを片手に過ごす庭のカフェタイムは格別です。お気に入りのマグカップやスイーツを用意して、ウッドデッキに椅子とテーブルを置くだけで、自宅がプライベートカフェに早変わり。朝食やブランチを外で楽しむのも、贅沢な気分が味わえるのでおすすめです。気候が穏やかな秋は、虫も少なく日差しも強すぎないため、屋外で過ごすにはベストシーズン。ガーデンライトやポータブルスピーカーを用意して、夜には少し照明を落とし“雰囲気のあるカフェタイム”を演出してみましょう。
家族団らんで秋のアウトドアリビング
「アウトドアリビング」とは、リビングの延長として屋外空間を活用するスタイルのこと。外に出ても快適に過ごせるよう、ソファやテーブル、ラグなどを配置して、家族が集まる“もう一つのリビング”をつくります。秋の夕方には、焚き火台やポータブルストーブを使って焚き火のような気分を味わうのも人気です。パチパチと燃える音や炎のゆらめきは、心を落ち着かせ、家族の会話も自然と弾みます。火を使う際は安全に配慮し、耐火シートや消火用バケツなどを準備して楽しみましょう。
秋を感じながら読書を楽しむ
「読書の秋」という言葉があるように、秋の夜長は静かな時間をゆっくり過ごすのに最適です。ウッドデッキや屋上の一角にチェアを置き、ブランケットを羽織って読書を楽しめば、まるでリゾートにいるような心地よさ。お気に入りの香りのアロマキャンドルを灯せば、視覚と嗅覚の両方でリラックス効果が高まります。
スポーツを楽しむ家族との時間
庭があるご家庭なら、バドミントンやキャッチボールなどの軽い運動もおすすめ。近所の公園に行かなくても、家の屋外スペースで気軽に体を動かせます。子どもとのコミュニケーションや、ペットとの遊び時間にも最適です。
DIYでものづくりを楽しむ
秋は気温も湿度も安定しており、DIYにも最適な季節。木製プランターやベンチをつくったり、庭に照明を設置したりと、屋外での作業も快適に行えます。完成した作品をそのまま屋外スペースに飾れば、愛着のある空間がどんどん広がるでしょう。
家の屋外スペースを楽しむ始め方
屋外スペースを心地よく活用するためには、ちょっとした“下準備”が欠かせません。整った環境があれば、家の中と変わらない快適さで過ごすことができます。初めて屋外スペースを活用する前に、整えておきたいポイントを紹介します。
長時間過ごしやすい場所づくり
屋外で快適に過ごすためには、まず日差しや風の向きを意識しましょう。南向きのウッドデッキは日当たりが良い一方で、真夏や昼間は暑く感じることも。タープやパラソルを設置して日陰をつくれば、長時間でも快適に過ごせます。また、床材には木材のほかに、耐久性の高い樹脂デッキもおすすめ。メンテナンスが少なく、雨上がりでも滑りにくいため安心です。
夜の雰囲気も楽しめるように
秋の夜は気温が下がるため、夜の快適さも大切です。ガーデンライトやソーラーライトを設置すれば、夜でも安全かつおしゃれな雰囲気を演出できます。さらに、ポータブル暖房や焚き火台があれば、少し肌寒い夜でも温かく過ごせます。照明の明るさは控えめにし、温かみのあるオレンジ系のライトを使うと、炎のゆらぎと調和してムードのある空間になります。
アウトドアリビングを楽しむレシピを考える
せっかくの屋外スペースでは、料理を楽しむのもおすすめです。ホットサンドや焼きマシュマロ、スキレット料理など、簡単レシピでアウトドア気分を満喫しましょう。食事をしながら家族との会話を楽しむ時間は、家の中では味わえない特別なひとときになります。子どもにとっても、屋外が“家の中でお気に入りの場所”になることでしょう。
屋外スペースを楽しむための必須アイテム
屋外時間をより快適に、そしてオシャレに楽しむためには、便利なアイテムを取り入れるのがおすすめです。アイテム次第でアウトドアの雰囲気が高まり、見た目も華やかになります。ここでは、秋を感じる屋外スペースで役立つ5つの必須アイテムを紹介します。
ガーデンライト
夜の屋外空間を照らすガーデンライトは、安全性と雰囲気づくりの両方に欠かせません。足元を照らすタイプや壁に設置するタイプ、ソーラー充電式など、デザインや機能性も豊富です。植栽やアプローチをライトアップすれば、まるでカフェテラスのような素敵な空間を演出できます。
ガーデンファニチャー
テーブルやチェア、ラウンジソファなどのガーデンファニチャーを設置すれば、くつろげるリラックス空間が完成します。防水性や耐候性に優れた素材を選べば、屋外に置いたままでも長く使用可能。ナチュラルな木目調やアイアン素材など、インテリアのテイストに合わせて選ぶのもポイントです。
タープ
タープは日差しを遮り、プライバシーを守る便利なアイテム。日焼けや暑さ対策だけでなく、風通しが良いので季節の変わり目でも快適に過ごせます。デザイン性の高いタープを選べば、外観のアクセントにもなり、「見栄えの良い屋外空間」を演出できます。
ポータブル暖房
秋から冬にかけての屋外時間に欠かせないのがポータブル暖房。コンパクトながらしっかり温まるタイプを選べば、夜でも快適に過ごせます。最近では、炎を再現したLEDヒーターなど、インテリア性の高いデザインも増えています。
電源バッテリー
屋外で照明や音楽、調理家電を使う場合には、電源バッテリーがあると便利です。コンセントを引かなくても電気が使えるため、延長コード不要で快適に過ごせます。電源バッテリーがあれば過ごし方の幅が広がり、キャンプのようなアウトドア気分をそのまま自宅で味わえます。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。



