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暮らし
“子どもの作品”どこに飾る?思い出を残せるディスプレイ収納術
幼稚園や保育園、小学校に通いはじめると、子どもが描いた絵や工作などの作品を持ち帰る機会が一気に増えます。
クレヨンで描いた家族の絵、折り紙や粘土でつくった作品――どれも成長の証であり、かけがえのない宝物です。
「できるだけ長く飾ってあげたい」と思う一方で、気づけばリビングやダイニングに作品が増え、生活感が出すぎてしまうという悩みも多いのではないでしょうか。
そうは言っても、毎日忙しくて整理する時間がなかなか取れない…という声も少なくありません。
作品は年々増えていくもの。
だからこそ大切なのは、「全部残す」でも「すぐ処分する」でもなく、住まいに合った方法で無理なく残すことです。
今回は、子どもの作品や思い出の残し方、インテリアにも馴染む“魅せる収納術”をご紹介します。

目次
子どもの作品や思い出の残し方
子どもが一生懸命つくった作品だからこそ、きれいに飾ってあげたいですね。しかし、すべてを出しっぱなしにしていては部屋が散らかり、ホコリもたまりやすくなります。まずは「残し方のルール」を決めることが、長く心地よく保つ第一歩です。どのように残していくのがよいのか、作品や思い出の残し方を解説します。
期間やルールを決めて保管
子どもの作品は、思い出が強いほど手放しにくいものです。しかし、無計画に保管していると収納スペースを圧迫してしまいます。おすすめなのは、「一定期間だけ飾る」「年度ごとに見直す」といったルールを決めること。例えば「リビングに飾るのは1か月まで」「学年ごとにお気に入りを3点選ぶ」など、家族で基準を決めておくと迷いにくくなります。特に家事や育児に追われがちな共働き世帯では、時間に余裕がない時こそ仕組み化が大切。ルールを決めておけば、整理の負担を最小限に抑えながら、子どもの成長をしっかり見守ることができるでしょう。
目的を決めて収納方法を使い分ける
作品はすべて同じ扱いにする必要はありません。「飾るもの」「保管するもの」「データで残すもの」と、目的によって分けることで整理がしやすくなります。思い出として長期保存したいものは、アルバムや作品ファイルにまとめると見返しやすくなります。立体作品は写真に撮ってデータ保存する方法も有効です。スマートフォンでも十分に高画質保存できるため、場所を取らずにきれいに残せます。年代別にアルバムを作成すれば、成長の変化も一目でわかります。タブレット等でスライドショー表示にすれば、リビングに飾る感覚で楽しむことも可能です。
ディスプレイとして飾る
お気に入りの作品は、暮らしの中で見える場所に飾ってみましょう。ただ壁に貼るだけでなく、額に入れたり、専用スペースを設けたりすることで、インテリアとしても見栄えの良い空間になります。家族が毎日目にする場所に飾ることで、子ども自身の自己肯定感も育まれます。「飾ってもらえた」という体験は、子どもにとって自信につながる大切な記憶です。生活感を抑えつつ、作品が主役になるディスプレイを工夫することがポイントになります。
子どもの成長を飾るディスプレイ収納術
子どもの作品の飾り方や収納の仕方は具体的にどんな方法があるのでしょうか?ここでは、取り入れやすいディスプレイ収納術をご紹介します。
絵や紙物の作品は壁面収納
絵や折り紙などの紙作品は、壁面を活用したディスプレイがおすすめです。
【額に入れる】
額に入れるだけで、作品がアートのように引き立ちます。フレームの色をインテリアに合わせることで、統一感のある雰囲気にできるでしょう。
【透明ポケットやワイヤークリップ】
入れ替えが簡単で、成長とともに更新しやすい方法です。ポケットに入れるだけ、クリップで挟むだけなので、手間をかけずに複数作品を気軽に飾れます。
【コルクボードやマグネットボード】
部屋の一角を「作品ギャラリー」として固定化すると、空間にメリハリが生まれます。子ども自身も「ここに飾る」と認識しやすく、散らかり防止にもつながります。
【ルーフシェルフ】
壁面上部に設ける飾り棚「ルーフシェルフ」を設置しておけば、壁に穴をあけず、床面積も使わずにディスプレイが可能に。インテリアとしておしゃれに演出できる点も魅力です。
大きな作品は思い出ボックスに
立体作品や大きな作品は保管方法に悩みがち。透明の収納ボックスを「思い出ボックス」として活用すると便利です。中身が見えるため、何が入っているか分かりやすく、ラベルを貼って年度ごとに管理すれば整理もしやすくなります。収納したまま忘れてしまわないよう、定期的に見返す習慣もつくっておきましょう。ファミリークローゼットや階段下収納などに「思い出専用スペース」を設けておくと、増えても対応しやすくなります。住まいづくりの段階から「将来増えるもの」を想定しておくことが、長く快適に暮らすポイントです。
作品スペースを作っておくポイント
子どもの作品を気持ちよく飾るには、住まいの設計段階からイメージしておくことも大切です。リビングの一角にマグネット対応の壁やピクチャーレールを設けておけば、壁を傷つけずに飾ることができます。リビング学習スペースの横に小さな棚を設ければ、一体感のある子どもスペースがつくれるでしょう。廊下の一面を「ファミリーギャラリー」として活用すれば、家族が毎日目にする場所に成長の記録を残すこともできます。将来的な増加を見越して、余白のある壁面や可変性のある収納を計画しておくと安心です。思い出を大切にできる空間は、家族の時間を重ねる家づくりに欠かせません。
子どもの作品を捨てるときのポイントは?
どれだけ工夫しても、すべてを残すことは難しいものです。手放すときも、前向きな気持ちで整理できる工夫を取り入れましょう。
子どもと話して決める
一方的に処分するのではなく、「どれを残す?」と一緒に選ぶ時間を持つことが大切です。自分で選ぶ経験は、物を大切にする心を育てます。
捨てる前にデータ保存
写真に撮っておけば、形はなくなっても思い出として残せます。デジタルアルバムをつくれば、家族でいつでも振り返ることができるのでおすすめです。
気に入った作品はオリジナルグッズに
お気に入りの絵は、マグカップやエコバッグ、クッションカバーなどに加工する方法もあります。日常の中で使える形にすることで、思い出がより身近になるのではないでしょうか。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。



