家づくり

ウッドデッキのある家をつくろう!ウッドデッキのメリット・デメリットを解説します

家づくりは、室内はもちろんのこと屋外のお庭づくりにも力を入れたいものです。
開放感たっぷりのウッドデッキやテラスのあるお庭に憧れる人も多いことでしょう。
しかし、ウッドデッキのイメージはあるものの、どのように活用したら良いかわからない人も少なくありません。
また、メリットだけでなくデメリットを知っておくことも大切です。
今回は、ウッドデッキの便利な使い方をはじめメリットとデメリットなど、ウッドデッキのある家づくりに欠かせないポイントをご紹介します。

ウッドデッキの楽しい&便利な使い方

ウッドデッキは、お家の中の自由につかえるスペースで、家族のライフスタイルも反映できる空間。室内からお庭を見て、窓の向こうにウッドデッキが広がる光景も素敵です。ウッドデッキを楽しく便利なスペースとする、代表的な使い方をご紹介します。

バーベキューや家族や友達との団らんスペースに

家の中でありながら、屋外の開放的な空間で過ごせる時間は気持ちの良いものです。ウッドデッキにテーブルと椅子を準備すれば、そこはもうアウトドア空間!リクライニングチェアで1人ゆっくり過ごすだけでも贅沢な時間となるでしょう。家族や友達を呼んでバーベキューパーティーを開くこともできますね。室内では気になるニオイや油汚れも、外であれば気にせず楽しめそう。子どもから大人まで、いつもとは違う雰囲気での食事はリフレッシュにもなるのではないでしょうか。

ガーデニングで素敵なテラススペースに

ウッドデッキで好きなお花や植物を育てると、より華やかな印象の屋外スペースを演出できるでしょう。季節ごとの花々や、ハーブや野菜を育てて食事に使うのも一石二鳥。ハーブは虫除け対策にも使えるのでおすすめです。室内だと育てにくいお花や植物でも、ウッドデッキがあれば存分にガーデニングを楽しめます。

ペットや子どもの自由な遊びスペースに

子どもが外で遊びたがって落ち着かない・・・、公園に連れていくのも大変・・・といった、ありがちな子育ての悩みも、ウッドデッキがあれば水遊びや砂遊び、ボール遊びなどが楽しめます。夏にはビニールプールを広げて家でプール遊びができるのも良いですね。ウッドデッキは汚れても掃除がしやすいので、子どもが汚してしまうのを気にすることなく遊ばせることができます。ペットがいるご家庭なら、小さなドッグランスペースとしての活用もおすすめ。室内だけでは運動不足やストレスの原因にもなるので、ウッドデッキがあれば外の空間でペットもストレス発散ができるでしょう。

洗濯物の物干しスペースに

もちろん、ウッドデッキは実用的な使い方ができます。ウッドデッキは風通しや日当たりも良い位置にあることが多いので、洗濯物干しにもピッタリのスペース。バルコニーやベランダでは十分に干せなかった場合でも、ウッドデッキなら大きな物干しラックを使って一度にたくさん干すこともできるでしょう。

ウッドデッキのメリット

ウッドデッキの活用方法はたくさんありますが、メリットを大きく挙げると2つ。

・生活スペースが生まれる

・趣味のスペースができる

ウッドデッキがあることで、生活環境のプラス要素になります。

もう1つの生活スペースが生まれる

室内ではありませんが、ウッドデッキは家族で過ごす時間や1人でゆっくり過ごす時間、子どもやペットが遊ぶ時間など、もう1つの生活スペースをつくることができます。セカンドリビングとして活用するなど、生活の一部として“プラスα”のスペースを設けられるのはウッドデッキの大きなメリットです。

趣味のスペースができる

室内でも趣味のスペースをつくることはできますが、ウッドデッキがあれば汚れても掃除がしやすいので趣味の幅が広がります。ガーデニングはもちろん、室内では行いにくいDIY作業にもピッタリ。また、リクライニングチェアやランタンなどを置くだけで、キャンプ気分を味わうこともできるでしょう。

ウッドデッキのデメリット

魅力的なポイントの多いウッドデッキですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
主なデメリットは3つ。

・こまめなお手入れが必要

・定期的なメンテナンスが必要

・害虫や野良猫対策が必要

デメリットを理解して、対策を考えてから設置を検討しましょう。

こまめな掃除や草木などの手入れが必要

ウッドデッキがあっても、周りの草木はどんどん生えるのでお手入れは欠かせません。せっかく立派なウッドデッキをつくっても、周りに草木がボーボーと生えていては台無しです。また、屋外のため雨風はもちろん砂ホコリも溜まります。こまめな掃除と手入れをしないと劣化を早めてしまう原因となります。天候に合わせて、雨水の拭き取りや砂ホコリの掃除をしましょう。

定期的なメンテナンスが必要

ウッドデッキを美しく長持ちさせるためにも、材質の状態や塗装などをチェックしましょう。雨ざらしで設置されるスペースなので、どうしても経年で劣化します。塗装の剥がれやヒビ割れなどがあったら早めの補修をおすすめします。放っておくとその分損傷が大きくなるため、補修費用が嵩んでしまう原因となります。

害虫や野良猫対策が必要

ウッドデッキに限ったことではありませんが、庭のスペースは害虫や野良猫が侵入しやすい場所でもあります。野良猫が住み着くようになってしまうと衛生面でも良くありません。子どもやペットもウッドデッキを使うのであれば、より気を付けたいポイントです。清潔なウッドデッキを保つためにも、害虫対策や猫除けなどを取り入れるようにしましょう。

ウッドデッキで気を付けたいポイント

ウッドデッキを設ける際は、使い方やお手入れまでイメージしてつくりましょう。
つくる前に気を付けておきたいポイントは3つ。

・適切な広さ

・屋根やひさし

・ウッドデッキの下

それぞれのポイントについて解説します。

ウッドデッキの適切な広さ

ウッドデッキは広ければ良いものではありません。無駄に広すぎても庭の芝部分が見えなくなり、お手入れも大変になってしまいます。最大でも何人くらいで使用するスペースなのかを想定して、少しアウトドア気分を楽しむ程度であればそこまで大きなスペースは必要ないでしょう。置きたいテーブルやチェアがあるのであれば、その家具を置いたイメージで広さを考えてみても良さそうです。

屋根やひさしの設置

設置には費用がかかりますが、ウッドデッキに屋根やひさしがあると快適性もアップします。真夏でも直射日光を避けられて過ごしやすくなり、急な雨でも洗濯物が濡れずに済みます。雨や直射日光が当たらないので、ウッドデッキの劣化を抑えることができ、お手入れもラクになるでしょう。ただし、環境によっては室内に光が入りにくくなる場合もあるので、その点は注意が必要です。

ウッドデッキの下も要注意

ウッドデッキの下は、なかなか入り込めないのでお手入れがしにくくなります。そのため、設置の段階で防草シートやコンクリート仕様にしておくと掃除がラクになるのでおすすめです。

監修 野村 綾乃氏

株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役

大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。

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