- TOP
- こんなこと知りたかった!「暮らしと家づくり」コラム
- 住まいの中を美しく!快適にするためのインテリアコーディネートのヒントを解説!
暮らし
住まいの中を美しく!快適にするためのインテリアコーディネートのヒントを解説!
目次
快適なインテリアの基本
インテリアをコーディネートするときに、基本となるポイントは3つあります。それぞれのポイントに注目してみましょう。
リラックスしてくつろげること
快適なインテリアの特徴は人それぞれですが、第一はリラックスしてくつろげること。オシャレだったとしてもリラックスできない空間は、決して快適とは言えません。どのような空間であれば自分がリラックスできるのか、落ち着けるポイントを意識しましょう。そして、人間は五感の中でも、視覚・聴覚・嗅覚などで心地よさを感じるものです。見て癒されるには、観葉植物などの自然を置くのも1つのポイントとなります。音楽を楽しめる空間をつくれば、聴覚からもリラックスすることができ、アロマの香りを取り入れれば、ヒーリング効果によって嗅覚からも癒されます。
自分の生活に合っていること
個々のライフスタイルに合ったものを選ぶことも、インテリアの快適性に繋がります。ライフスタイルには個人差があるので、必ずしも快適さが全員共通する訳ではありません。家族で過ごす家であれば、それぞれの生活のバランスを考えることも大切です。例えば、家族の趣味を反映した特別なスペースを設けて好きなものに囲まれる場所があれば、みんなが楽しめたり癒されたりする心地の良い空間がつくれるでしょう。
窮屈でないこと
どんなにオシャレな空間で、好きなものが集まった空間でも、窮屈で空間に余裕がなければ快適に過ごせません。間取りや面積によっては狭い部屋もあるため、その部屋にあった快適なインテリアコーディネートを考えましょう。いくら自分が好きなものでも、狭い部屋に置くと圧迫感が出てしまうものは、心地の良い空間には向いていません。少し空間に余裕を持っておくくらいがバランスの良いインテリアがコーディネートできます。モノを詰め込み過ぎず、快適に過ごすために窮屈にしないコーディネートを大切にしましょう。
快適性と美しさを叶える6つのインテリアコーディネート
快適性と美しいインテリアを両立させる際、どちらかに偏ってしまうとうまくバランスがとれません。居心地の良さを大切にしながらも、住まい空間を美しく見せる6つのコーディネートポイントを解説します。
ゆとりと余裕のある収納
モノがあふれず、散らかることもなく、清潔感のある住まい空間をつくるには、余裕のある収納が必要です。インテリアコーディネートにとって収納の重要性は高く、今ある持ち物がどれくらいの収納でしまうことができるかイメージしておきましょう。
見せる収納
収納方法には種類があり、中のモノを見えなくする収納が全てではありません。あえてオシャレに見せるように、「見せる収納」という方法があります。ディスプレイのように並べるだけで、美しい雰囲気が出せます。収納は片付けるだけのものではなく、オシャレに見せるものという捉え方もできるでしょう。
動線の確保
インテリアコーディネートでは、配置だけでなく、家事がスムーズに行える動線を意識することが大切です。家具の配置を間違えると、移動するときの邪魔になってしまい、家事がしづらい環境になってしまいます。人が通る通路を確保し、洗濯や料理、掃除など家事を行うときの動線にも配慮しましょう。
色・デザインの統一感
なかなかオシャレな雰囲気がつくれない…という場合は、色やデザインの統一感を見てみましょう。色やデザインのコンセプトを決めてから空間をつくることで、インテリアに知識がない人でも統一感のある空間をつくりやすくなります。
心地よいレイアウト
同じ家具を使ったとしても、レイアウトの仕方で心地よさや印象が大きく変わるものです。部屋の大きさや間取りとのバランスに配慮してレイアウトを考えましょう。
清潔感と緑を感じる空間
インテリアコーディネートでは、どんなにオシャレな空間でも清潔感を忘れてはいけません。自然を感じる観葉植物を取り入れて、インテリアコーディネートの質をアップさせましょう。
部屋の目的に合った快適な空間づくり
間取りには、リビング、ダイニング、寝室など、それぞれの部屋で役割が異なります。部屋の役割に合わせて重視するポイントを考えましょう。
リビング
一般的には、リビングでゆっくりと過ごす人が多く、家の中心となる場所のため居心地の良さが不可欠。長い時間いるからこそ、リビングで癒されて居心地の良さを感じる場所にしたいものです。ゆっくりコーヒーを飲んでくつろげる場所。テレビを見てのんびりと楽しむ場所。家族団らんで会話が弾む場所。生活の中心であり、心も体も癒されるリビングをつくりましょう。
ダイニング
ダイニングは、食事を楽しむ場所であり、リビング同様に家族が揃う空間です。食事をする場所なので、明るく清潔感のある環境が良いでしょう。料理が美味しく見えるように、照明の種類も選び方がポイントになります。ダイニングテーブルの上には余計なものを置かずに、広く使えるようにスッキリとさせておきましょう。
寝室
寝室は1日の疲れを取る大切な空間。落ち着きのある空間と癒される環境が望ましいです。寝室にはクローゼットがあることが多いので、荷物が溢れないように注意しましょう。荷物が多くクローゼットから出ているものが多いと、ゴチャゴチャしてしまい落ち着いた空間にできません。なるべく余計なモノは置かずに、シンプルなインテリアコーディネートを心掛けましょう。
理想のインテリアコーディネートに悩んだときは
理想とするインテリアコーディネートが決まらず悩んでしまった場合には、無理に進めずに立ち止まってみることも1つの方法。今までの生活を考えてみると、理想のインテリアが思い浮かぶかもしれません。
家族のライフスタイルを客観的に見る
日常に追われていると、家族それぞれのライフスタイルを客観的に見ることもなかなかないでしょう。家族の中には、在宅ワークをして家の中でオン・オフの切り替えがある人や、みんなが寝静まった夜に自由の時間をゆっくり過ごす人、学校から帰ってきたら家族団らんを楽しみたい人など、家族の中でもライフスタイルは異なります。日々の生活習慣を客観的に見ることで、理想のインテリアコーディネートの答えが見えてくるかもしれません。
好きなくつろぎ方を考える
家族がどんな風にくつろぐのが好きなのか、イメージしてみるのも大切です。音楽を聴いてリラックスしたい、好きなテレビや映画を見て楽しむのが好き、一人用のリクライニングチェアでゆっくり読書がしたい、など好きなくつろぎ方をイメージしてみるのもヒントがみつかる方法でしょう。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。