- TOP
- こんなこと知りたかった!「暮らしと家づくり」コラム
- 家の外観を彩る!エクステリア&ガーデニングのポイントを解説!
家づくり
家の外観を彩る!エクステリア&ガーデニングのポイントを解説!
家の外観は、住まいの第一印象が決まる大切なポイントです。そして、エクステリアやガーデニングの工夫次第で家の雰囲気は大きく変わります。「外観を美しく彩るエクステリアにしたい」「緑豊かなガーデニングでリラックスしたい」せっかくのマイホームですから、見た目にも存分にこだわって快適な生活環境をつくりたいですね。今回は、外観を素敵に演出し、個性をアピールできるエクステリアやガーデニングのポイントをご紹介します。
目次
エクステリアとガーデニングの役割
エクステリアとガーデニングは外観イメージにも影響を与えるため、まずはそれぞれの役割を知ることが大切です。外から見られる部分ですが、建物の内部から見えることも意識すると良いでしょう。この2つの役割が、住まいをどのように印象づけるのか解説します。
家の第一印象を決定付けるエクステリア
エクステリアとは、玄関やアプローチ、建物の外壁、フェンス、門構え、駐車スペースなど、住宅の外観デザインに関わる部分です。室内のデザインを示すインテリアも大切ですが、不特定多数から見られるエクステリアは、家の顔となる部分であり素敵な家の演出に欠かせません。また、エクステリアは見た目のデザイン性だけでなく、住みやすい機能性も重要視されます。エクステリアには、家の第一印象には欠かせない役割があります。
リラックスできる心地よいガーデニング
季節ごとに自然を身近に感じられるガーデニング。好きな花や植物を育てることは、生活空間を華やかにしてくれるだけでなく、エクステリアと同様に家の外観を美しく演出してくれます。自然を感じることでリラックスができ、コンパクトな面積でもガーニングが楽しめます。
魅力的なエクステリアのポイント
魅力的なエクステリアで仕上げるには、見た目のデザインと合わせて機能性を兼ね備えることが大切です。エクステリアを決めるポイントについて解説します。
デザイン
エクステリアのデザイン決めは、建物のデザインやプライバシー性の確保によっても変わってきます。実用性を兼ね備えつつ、オシャレなデザインにしたいものです。エクステリアのデザインを決める際は、先に全体のイメージを明確にしましょう。駐車場や庭、玄関までのアプローチも、日常の生活をイメージしながら考えることがおすすめです。
材質選び
エクステリアは、長く安全に使っていくものなので材質選びが大切です。材質選びは、エクステリアの場所によってもさまざまで、床材を決めるだけでも多くの種類があります。天然石やタイル、レンガ、コンクリート、砂利、芝生など、それぞれで見た目も機能性の特徴も異なります。イメージしている外観の雰囲気や機能性など、材質の特徴を活かした選び方ができると良いでしょう。
機能性・防犯対策
建物と同様にエクステリアも、長く使っていくうえで生活のしやすさやメンテナンスが必要な場合があります。メンテナンスのしやすさは、長く使うための大切なポイントです。また、コンパクトな面積でエクステリアを考える際は、窮屈にしてしまうと生活動線に影響が出てしまいます。防犯面や快適性のバランスを考えてエクステリアを決めましょう。
魅力的なガーデニングのポイント
ガーデニングは、住まいの中で緑豊かな自然や季節を感じられる魅力的な空間です。季節の花や植物だけでなく、装飾や花壇、フェンスなどで庭全体の雰囲気が大きく変わります。魅力的なガーデニングのポイントを解説します。
リラックス空間
ガーデニングは、生活空間の中でもリラクゼーションができる場所です。四季や自然を感じることで、落ち着きのあるゆったりとした時間を過ごせます。そのため、ガーデニングを考えるときには、全体的に統一感のある雰囲気にすることがポイントです。統一感のないバラバラの雰囲気の空間では、せっかく自然豊かな場所でも落ち着きのある環境ではなくなってしまいます。お花や植物を植えるポット一つとっても、デザインやカラーの統一感を意識することで魅力的なガーデニングに仕上がります。
植物選び
庭全体のイメージを考えたときに、日本の趣を感じるモダンな和風なのか、華やかな印象の洋風なのか、好みによって選択肢が分かれます。庭のイメージによってガーデニングで使う植物の種類も大きく異なります。また、植物の系統や色、高さを揃えると美しいレイアウトがしやすいです。さらに、家の象徴となるシンボルツリーを植えると、存在感も出て魅力的なガーデニングに仕上がるでしょう。
レイアウトと小物使い
植物の種類によって、成長した際の高さや色合い、花の形や印象も変わります。植える段階ではなく、植物が成長して大きくなった状態をイメージしてレイアウトを考えるようにしましょう。背の高い植物を並べれば、目隠し効果のあるフェンス代わりにもなります。また、ライティングなど小物の使い方も、庭の雰囲気をグッと上げてくれる欠かせないアイテムです。
エクステリアを考えるときの3パターン
エクステリアは、家の外観や見せ方によって大きく変わり、特徴が異なる3つのパターンに分かれています。
・オープンデザイン
・クローズドデザイン
・セミオープンドデザイン
この3つのデザインによって、家の外観は見え方が変わってきます。デザインのパターンごとの特徴について解説します。
オープンデザイン
オープンデザインは、なるべくシンプルに家の周りを囲わない開放感のあるエクステリアデザインです。外から見えないようにするフェンスや塀、門扉を設置しない方法で、余計なものがないので土地面積を最大限に使用できます。必要最低限にすることで十分なスペースが確保できるため、風通しが良く自然光も室内に入りやすい環境となります。注意点として、外を通行する不特定多数の人から家の中が見られやすいため、プライバシーの確保をするための工夫が必要になります。
クローズドデザイン
クローズドデザインは、オープンデザインとは反対に、フェンスや塀で家をしっかりと囲んだデザイン。外から家の状況をわかりにくくすることでプライバシー性が高まり、高級感のある佇まいを演出できます。しかし、やや閉鎖的で圧迫感のある印象になってしまうため、素材や色の使い方を工夫して閉鎖的となるデメリットを解消しましょう。また、外から見えにくくするクローズドデザインは、不審者が侵入しやすい環境であるため、防犯対策も忘れずにしておくことが大切です。
セミオープンドデザイン
オープンデザインとクローズドデザインの中間となるイメージが、セミオープンドデザインです。バランスを見て開放感のある部分とプライバシー性を重視する部分の使い分けができます。例えば、フェンスや塀で完全に囲ってしまうのではなく、低めの塀で囲って開放感を保ちつつプライバシーを守る自由度の高さがポイントです。
監修 野村 綾乃氏
株式会社アンズコミュニケーションズ 代表取締役
大手証券会社のOL を経てラジオ業界に転身。ラジオ番組パーソナリティに。現在の担当番組は、『笠原将弘の賛否両論/東海ラジオ』『市政情報/エフエム岡崎』。番組構成作家を行いながら、住宅ライターとしても住宅系雑誌・WEBサイトでのコラム・取材記事の執筆、監修、講師で活躍中。